クレジットカードの時効に関するQ&A

文責:所長 弁護士 長谷川睦

最終更新日:2024年02月13日

Qクレジットカードの支払いにも時効がありますか?

A

 あります。

 クレジットカードの支払いも、期間が経過すれば時効により消滅します。

 借入の場合も、買物等で利用した場合も、支払方法がリボ払いの場合も、一括払いの場合も同様に、所定の期間が経過し、かつ、時効の停止や更新事由がない場合には、時効により消滅します。

Qクレジットカードの時効はいつからカウントされますか?

A

 支払義務が生じたときからカウントされます。

 そのため、請求日に支払いをしなかったり、口座引落しができなかった分については、同日から時効がカウントされていきます。

 他の期限の来ていないものについては、期限の利益喪失といって、一括での請求ができるようになった時からカウントします。

 借金等の支払いについては、一回でも支払いを怠ったら当然に期限の利益を喪失する旨の条項が付いていることが多いため、支払をできなかった時から時効のカウントがされることが多いです。

 これに対してクレジットカードについては、当然に期限の利益を喪失する旨の条項ではなく、催告をしたうえで支払いがない場合に一括での請求ができるとしているものも多いです。

 この場合には、一括での請求が来たときから、期限が来ていなかったものについては時効がカウントされることになります。

Q請求書が家に届かないのですが、時効は進んでいるのでしょうか?

A

 支払期限が来ているのであれば、たとえ請求書が届いていなくても時効期間は進んでいます。

 ただ、一括での請求のために催告が必要な形式のものの場合には、支払期限が来ていない分については、時効が進んでいない可能性があり、注意が必要です。

Qクレジットカードの時効援用をしたら、もうカードは作れませんか?

A

 カード会社の審査によることになります。

 時効を援用した場合、JICCについては抹消されることとされていますが、CICについては、時効が成立するまでの期間は延滞していたとして、事故情報が載ってしまうことが多いです(令和6年1月15日現在)。

 ただ、その情報も5年が経過すれば消えることになります。

 そのため、消滅時効援用から約5年が経過することが一つの目安といえると考えられます。

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